Vol.58 山形県−上山市
御苦楽園

※画像データですので、もう少しお待ち下さい。

58-1.jpg 58-2.jpg 天童市奈良沢にある庭園、【御苦楽園】を紹介します。
この庭園の特徴は、今はもう亡くなられましたが、一事業家である水戸部弥作氏が昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、築堤した庭であることです。一日に50人から300人の人を使い8年の歳月を要したとのこと。不況下に、お金を出すのではなく、仕事を人々に与えたことに大きな意味があったように思います。
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庭園のあちこちに、銘木、銘石があります。酒造会社、醤油醸造会社と、二つの会社を残してはいるものの、子孫には、財産よりも精神の相続をと、自己の青年時代からの処世訓、古今の金言の数々が、柱石に刻まれてあります。その数は、300以上にも及ぶとゆうことです。

58-3.jpg 58-6.jpg 中央に位置する宝来山には、長命水なるものがありまして、一杯飲めば、十年は長生きするとの説明に、一杯だけ飲んできました。その効目の程は‥‥‥。



Writer ; Yoko Muraoka