▲園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
歓会門をくぐり数メートル歩くと左手に見えてくる。
“門”としての機能はなく、文字通り御嶽=拝所として崇められていた。
▲瑞泉門(ずいせんもん)
歓会門をくぐって城内に入り、右手を仰ぎ見ると見える。 この門は城壁が分断された部分に木造の櫓が載るいわゆる「櫓門形式」で、日本本土の主要な城の門はほとんどこのスタイルであるらしい。
▲龍 樋(りゅうひ)
▲漏刻門(ろうこくもん)
瑞泉門をくぐるとお次は漏刻門。この門は門としての機能以外に、“時を知らせる”という重要な機能がありました。かつては、この門の中に設置した水時計で時刻を計ったとか。 漏刻門の水時計で計った時刻は、城内のみならず、首里の町に鐘で報じられたそうです。
▲城 壁
このように首里城の城壁は複雑な曲線を描いています。
▲正 殿
宮殿敷地内へ入り、まず正面にあるのが「正殿」きらびやかな彩色や随所に見られる龍の文様などは、中国の影響が強く表れているが、構造形式や正面の唐破風屋根などは日本の影響が見られ、琉球建築の特質をよく備えている。 なお内部へは入場は出来るが、撮影禁止となっているので注意されたい。
▲北 殿
正殿に向かって左手に位置するこの建物は、日頃は今の大臣にあたる三司管(さんしかん)や、多くの役人が出仕して、さまざまな会議が行われました。つまり北殿は今の国会議事堂に相当するもので、正殿と並び重要な機能を持っていました。 また、冊封子(さっぽうし)と呼ばれる中国からの使いの接待場所としても利用されました。
▲奉神門(ほうしんもん)
正殿のちょうど正面に位置するこの建物は、宮廷内への入り口である。 写真に写っている赤い帯状の線は儀式の際、緒管と道具の配置の目安として利用されたもので、首里城独特のものである。 なおこの広場は「御庭」(うなー)と呼ばれ、地方の役人達がここに規則正しく整列し、行・祭事が行われた。
▲首里城の排水設備
首里城内には石造りの側溝が整備されています。 このカットは城外への排水設備で、直接地中へ侵み込ませるいわゆる「浸透桝」となっています。
▲「弁財天堂」(べざいてんどう)
国第一の守護神であると崇められた天女像を安置したお堂である。この天女像は弁財天様と呼ばれ、財福、知恵をつかさどる水の女神である。 なお、このお堂は復元されたもので、像は安置されていない。
■編集後期■
いかがでしたか? 2回シリーズに渡ってお届けしました「首里城編」は今回で終了致します。
天気に恵まれなかった事、詳細にご紹介出来なかった事など、悔やまれる事も多々ございますが、今後検討を重ねて参りたいと思います。
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