▼Owner通信
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2003年6月29日【日】
●蛍
先日、PTAの所用で小学校へお邪魔した時である。
校長先生が私の顔を見るなり、「蛍が来た!」と嬉しそうに声をかけてくれた。
一瞬、何のことかわからず、あっけに取られていたのだが、次の瞬間、ある光景が浮かび、体の中から嬉しさがこみ上げてくるを感じた。もう三年も前の話になる。
こんな事をこのページに書いたことがあった。『★本日は朝から打合せ
現在手がけているある小学校の中庭の改修計画で、当社プランについて校長先生と打合せをさせてもらう予定である。
その際、出された条件はただ一つ。
「将来、蛍が住めるような水辺空間を作って欲しい」、、と。山形市の中心部から離れた場所ではあるが、このご時世、蛍が本当に住めるほど生物学的に良好な場所など、そうめったにあるものではない。
もちろん、校長先生もそれはちゃんと理解されていた。要は、蛍が住める場所とはどんな所なのか、生き物が住める環境とは、どんな所なのか、、、それを子供たちに考えさせたいというのが、真の狙いなのである。そんな基本となる場所をまず作り、その管理を子供たちと一緒にしながら、させながら、長い時間をかけて考えさせるプロセスが大切であると仰る校長先生の話は、実に説得力がある。技術屋とは、そうした話に妙に弱く、いつしか本気になるものである。
理想と現実の狭間に揺れ動きながらも、何が大切なのか、、もう一度考えるべきなのだろうと思う。
いつか、この場所に本当に蛍が来ることを夢見て、当然であるが良い物ができるように努力したいものである。』
日付は1999年11月18日である。
翌年の3月、無事に「ビオトープ」と名づけられた中庭が完成したのであった。
その年、偶然にもPTAの役員を引き受けてしまったのも何かの縁なのか、毎度学校へお邪魔するたびに、このビオトープを眺めるのが楽しみにもなっていた。そして本日、校長先生の特別な計らいで、夜のビオトープで蛍を実際に見る機会を得たのであった。
暗い校舎の廊下を通り、中庭にあるビオトープに出る。
一歩その中に足を踏み入れると、そこは幻想的な空間なのである。
薄緑色の小さな光の塊が、あちらこちらの木々や草むらで光り輝いている。
空高く小さな光の塊が昇っていく様から、水の上をゆっくり円を描くように飛び回っていくものもある。
光っては消え、消えてはまた勢い良く光出す。そっと手を差し出すと、その光が手のひらの上で明るく輝きだすのである。時間の経つのを忘れて、この光の空間を存分に堪能させて頂いた。
しかしこの陰には、蛍の幼虫のえさであるカワニナを水辺に放し、そしてカワニナのえさとなるクレソンを懸命になって育てたという地道な苦労があったという。
結果として、「将来、蛍が住めるような水辺空間を作って欲しい」というお約束は果たすことが出来たのたが、それより何より、こうしたプロジェクト活動の一員として参加出来たことを私自身、何より嬉しく思うのであった。
この感動を明日の朝礼で話し、社員全員で分かち合いたいと思うのであった。
それでは、今日も一日お疲れ様でした。。。<m(_ _)m>
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2003年6月23日【月】
●自分との対話
気がつけば、約2ヵ月振りの更新である。
毎日書いていた頃はあまり意識をしなかったことだが、記録に残すために一日を振り返り、自身の行動そのものをあれこれ思い出す、とても大切な時間であったということである。
自己反省といってしまうと大げさではあるが、冷静に自分自身の言葉に耳を傾けることが出来るから不思議だ。本日、夕方からの社内での会議が大分ずれ込んだこともあり遅い帰宅。
食事を終え、昨晩から取り組んでいる調べ物を兼ねた専門書の斜め読みを再開。いい加減、疲れて頭と目が痛い。そんな訳で、肩の凝らない一冊に交換。
久しぶりに田坂広志さんの書を読んでみた。偶然、「業務日誌による言語化の方法」と題するこんな一節を見つけた。
『そもそも、我々の中には、「様々な自分」がいます。
仕事に対するリスクを恐れず意欲的に取り組む自分。
仕事のリスクに対して極めて慎重に振る舞おうとする自分。
論理的に仕事を進めていこうとする自分。
直観的に仕事に取り組もうとする自分。
そうした「様々な自分」が、います。「自分との対話」とは、まさに、そうした「様々な自分」と対話し、「様々な視点」から、自分の「経験」を振り返ることでもあるのです。
これが「業務日誌」という方法です。』
「なぜ、時間を生かせないのか」(田坂広志著 PHP研究所)また、「業務日誌」ならぬ、このページの更新を再開しようかと考え始めている。
それでは、今日も一日お疲れ様でした。。。<m(_ _)m>
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