沖縄の「世界遺産」をご紹介致しましょう。
現在、琉球列島には「グスク」と呼ばれる城砦的遺跡が300ほどあると言われており、そのうちの首里城を中心とした琉球王国時代の主なグスク群が、「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」として、2000年11月30日付で世界遺産に登録されました。
「グスク」には「城」の字があてられることから、一般に石積みの城砦だと思われていますが、実際には小高い丘の上にある拝所や森の繁みにある風葬地帯にもグスクと呼ばれる遺構があり、必ずしも堅牢な城砦とは限りません。
その性格については論争もありますが、近年ではグスクは聖域をもった原始共同体の集落として発生し、しだいに有力按司の支配拠点としての城砦的グスクへと発展していったと考えられています。
今回は、その一つである「座喜味城(ざきみじょう)」へのご案内です。観光気分でどうぞ!
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