Vol.8 沖縄県−那覇牧志
市場の風景エトセトラ
※画像データです。少々お待ち下さい。

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ぶらり・オキナワ・what's this?



那覇市の市場をご紹介いたしましよう。
ちょっとやかましくいえば、市場と商店街は違うのですが、
このスペースは互いに一体となりものすごい熱気と活気にあふれています。
4つの屋内公設市場と複数の商店街が絡み合い、全てをひっくるめて「市場(マチグヮー)」と呼んでいます。
Okinawanウーマンリブ発祥の地で、大声を張り上げるお母さん達からは
きっと元気の素を頂けるハズ。てっとり早く沖縄を知るには絶好の地ですよ。 


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平和通商店街

市場(マチグヮー)のメインストリートともいえる平和通り(へいわどおり)商店街の入り口です。
この日は平日でありながらも、たくさんの人々でごったがえしていました。その活気と熱気は今も昔も変わりないようです。

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商店街の風景

アーケードの中は比較的衣類や雑貨品店が目に付きます。網の目のように道が走り、大人一人がやっと通れるスペースでさえももお店を構えています。
その商売根性は、ファーストフードも真っ青といったところでしょう?


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何屋さん?

手前に並んでいる鰹節がやたらと目に付く事から「鰹節屋」と呼ばれているようです。
特に注目して頂きたいのは、写真の左手にぶら下がっている黒い物体...。実はこれ、海ヘビの焼き物なのです。
その用途は料理の出汁にしたり、薬用として食したり...。しかしかなり高価なため、なかなか家庭ではお目にかかれないようです。お値段は1匹5000円位が相場です。ちなみに手前の鰹節は500円程度です。




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屋内公設市場の風景

公設市場は肉と魚のデパートです。
ごらんのように、数多くの肉・魚屋が所狭しと並んでいます。
2階が大衆食堂になっており、購入した食材を持って行けば調理してくれます。
ただし、牛肉買って「ビーフ・ストロガノフにしてくれ」なんてのはダメなようですのであしからず。

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長寿県、沖縄の秘密?

肉屋で売られているものは豚肉が圧倒的。

ごらんのように顔から尻尾、内蔵に至るまで豚肉が各部ごとに並び、その様は「鳴き声以外は全て食べる」という言葉に要約されます。

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宴席や日常の食卓に並ぶ事も多く、コラーゲンを多く含み、コレステロールを抑制する豚肉は長寿県沖縄に不可欠な食材であるといえます。


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魚屋の風景

色鮮やかな魚達の迫力は満点です。
美味そうというよりも、いったいどんな味がするのだろうと不安がる人が多いようです。
実のところ、このようなカラフルな魚は滅多に食しません。
最もポピュラーで、家庭の卓上に登場するのは下の写真の「ぐるくん」と呼ばれる県魚です。

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沖縄近海のさんご礁に住むぐるくんは、沖縄で唯一大量に採れる魚です。
「アギャー」と呼ばれる沖縄独特の追い込み漁で水揚げされ、あっさりした白身の肉は、唐揚げや塩焼きにすると最高の美味です。
もともとは青い色をしているのですが、水揚げをすると赤に変色してしまいます。きっと照れ屋なのかもしれませんね。

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八百屋の風景

なんの変哲もない野菜売りのようですが、、、やはり沖縄、結構ユニークなキャラクターが揃ってます。
ゴーヤ(ニガウリ・下の写真)はその代表格です。
野菜の主食であり、沖縄県民でこれが食べられない人はいない!と言える程です。
その名の通り独特の苦味が特徴となっており、含まれるビタミンCはキャベツの4倍と言われています。
コラーゲンの成分や風邪の予防、何よりも夏バテによいとされています。

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もう一つのキャラクターは「ナーベラー」。つまり「ヘチマ」です。
一般的には垢すりというイメージが強いのですが、沖縄では広く家庭料理に使われます。
県外の方にゴーヤを提供するのはためらいがありますが、ヘチマは十分自身を持ってオススメ出来ると言えます。
同じ瓜類の茄子に似た味で、芳醇な甘味があります。
きっとヘチマの見方が変わるはずですよ!

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果物屋の風景」

山積みされたフルーツ。特に目をひくのが巨大なアロエ。健康食品としてもうお馴染みですね。
もっとも、こうして店頭に並ぶようになったのはここ最近からのようです。

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昔からおのおのの家庭で栽培され、主に外傷用の塗り薬として用いられるなど、アロエは古くから生活に密着した植物でありました。



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