Vol.9 沖縄県−那覇市金城町 「石畳の風景」 ※画像データです。少々お待ち下さい。
この石畳道は、「日本の道百選」にも選ばれている県指定文化財です。
首里城の南側斜面に位置し、比較的車の往来が激しい大通りをなにげなく入ったところにあります。(写真はその入り口り)
車からではちょっと確認しづらいかもしれません。
首里城の城下町として栄えたこの金城町は、見晴らしのよい高台にあります。
そのため、写真のようにかなり勾配がきつい坂道の石畳道となっています。
ひっそりとした雰囲気の中、石垣や赤瓦屋根を見ながら石畳の道を散策すると、当時、この道を使って首里城まで行き来していた人々の息遣いが聞こえてきそうな気がします。
しかし、かなりきつい坂道のため、夏場は特に大汗をかくことになるので注意。
道の両側には苔むした琉球石灰岩の石垣が続き、カジュマル・ハイビスカス木々が並びます。
この道は、南部へ通ずる需要道路(真玉道)の一部であり、島添坂の下方、金城大道から金城橋へと続いています。
坂道を下りきったところにたたずむ公民館。日中開放されており、だれでも利用する事が出来ます。
その基礎部も、がっしりと琉球石灰岩で形成されていました。